ナイフ:無制限の支配 byヴラディミア・ヴァシリエフ

June 03, 2010 by Vladimir Vasiliev  
トロント本部から新たなトレーニングTipsが届いたのでお送りします。新DVD「KNIFE: Unconditional Mastery」に関連した内容です。

ヴラディミアのナイフ・トレーニングに対する考え方が端的に書かれた内容となっています。なぜリラックスするのか、ということへの理解がもう一段深まりそうです。

「ナイフ:無制限の支配」 byヴラディミア・ヴァシリエフ 2010年5月12日配信

ナイフ・ファイティングをあらゆる角度からマスターする上で、筋肉の独立した動きの開発は非常に重要です。これはあらゆる瞬間において、必要な部位以外の緊張を避けることを意味します。例えば、ナイフを持つ手と手首だけを動かす時には、身体の他の部位には一切の動きも緊張もありません。これは特に鋭いナイフを使うプロの仕事において不可欠です。余計な動きは相手に必要以上のダメージを与えたり、自分自身や自分の衣服を切り裂いたりしてしまいます。

なぜ私たちはまず第一に、緊張の除去を学ばねばならないのでしょう? これは筋肉のリラックスと静かな精神状態を保ちます。それによって正しい手や指の準備や細かい動きをも可能にするのです。それは認識を深めるだけでなく静かで細やかな動きや相手に自分の意図を知らせないことに繋がるのです。そのうえ私たちが静かであれば相手を緊張させたり、攻撃的にさせたりすることもありません。侵略者を苛立たせる必要はありません。どのみち彼は処理されてしまいます。

このような筋肉の独立した動きを学ぶ上で役立つ、ナイフを用いた練習法があります。まず武器を収めた状態で、うつぶせに寝て下さい。なぜ最初に横たわるのかと言うと、この姿勢だと身体が自動的にリラックスするからです。傍目からは動きが見えないように、ナイフをとても微妙な方法で抜きます。身体の他の部分や足等は一切動かしてはいけません。

最初の練習はゆっくりと。初めのうちはナイフを取り出しやすいところにしまい、進むに従って手を伸ばしにくいところにしていきます。

緊張せずうまくできるようになったら、床に障害物を置いたり狭い場所で行なったり等のチャレンジを加えていって下さい。

さらにあなたがナイフを抜く間、パートナーに近づいて来てもらってプッシュ、パンチ、キックなどの接触をしてもらいレベルを上げていきます。確実に相手にナイフを抜いているのを見せないようにするのです。そしてスピードを上げます。

仰向けや横向きでも同じような過程を踏んで試してみて下さい。

私たちは武器を握ると自動的に感情が興奮し、なおかつ内面に緊張が生まれる事に留意して下さい。他にも多くの洞察がある、内面の緊張をコントロールするドリルや、楽しい任務を今年のSUMMIT OF MASTERSで行ないます。差し当たってはナイフでの戦いに関する完全かつ包括的な準備として、最新のDVD「 KNIFE Unconditional Mastery」をチェックすると良いでしょう。

このDVDを購入する際には最大45%オフとなる、「Combo Package」をぜひご利用ください。ご注文はお早めに!

Vladimir Vasiliev Born in Russia, Vladimir Vasiliev received intense combative training and profound Systema training from Mikhail Ryabko. Vladimir moved to Canada, and in 1993 founded the first school of Russian Martial Art outside Russia - Systema Headquarters.

He has since personally trained and certified well over 700 qualified Russian Martial Art Systema instructors and schools in over 40 countries worldwide, and has produced an Award-Winning instructional film collection. Vladimir holds a number of government medals and awards including the Russian "Order of Duty and Honor" and the "Order of Loyalty". He offers regular training at his school in Toronto, at international seminars and camps, and through the Systema Video Program.